WeChat Payを日本のカードで使う:アリペイとの使い分け
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中国のQR決済はアリペイだけではなく、WeChat Payという二本目の経路がある。 日本発行のカードを紐づけて使う仕組みは2026年時点でも外国人向けに案内されているが、対応条件は変わりうるのでアプリ内の最新の案内で確認してほしい。ここでは手順や手数料の数字ではなく、なぜ二つ用意しておく価値があるのかを説明する。
店によって受け付ける側が違う
日本の感覚だと「キャッシュレス対応の店」はどの方式でも通ると思いがちだが、中国の小さな店では事情が違う。店主が普段使っている集金の経路がそのまま店頭のQRになっていることがあり、片方しか置いていない店に当たると、そこで支払い手段が尽きる。二つ持っておくのは、贅沢ではなく保険に近い。
連絡アプリとしての面と決済は別
WeChatを中国の取引先や友人との連絡にすでに使っている人は多い。ただしメッセージが使えていることと、決済が有効になっていることは別の状態だ。アカウントを持っているだけでは支払いはできず、カードの紐づけと本人確認を経て初めて使える。連絡のために入れてあるから大丈夫、と考えていると現地で気づくことになる。
登録は日本にいるうちに済ませる
本人確認にはパスポートを使い、認証コードは日本の電話番号に届く。この二つが揃った状態で、落ち着いたネット環境で作業できるのは出発前だけだ。空港に着いてから始めると、通信も時間も足りない中で認証待ちをすることになる。カードが通らなかった場合の予備も含め、余裕をもって試しておきたい。
手数料や上限の数字は書かない
手数料の扱いも、一回あたりや一定期間の上限も、条件によって変わり改定もされる。ここに一つの数字を書けば、読んだ人がそれを前提に計画を立ててしまう。正しい確認先は、支払いを確定する直前の画面と、アプリ内の利用条件の案内だ。到着日の小さな買い物で一度試し、そこに何が表示されるかを見ておくのが一番早い。
| 場面 | 起きやすいこと | 対処 |
|---|---|---|
| 屋台や小さな店 | 片方のQRしか置いていない | 二つの決済アプリを用意 |
| タクシーや配車 | アプリ内で決済が完結する | 事前に紐づけを済ませる |
| 割り勘や個人間 | 相手のアプリに合わせる必要 | 相手が使う側に合わせる |
現地の人と一緒に動く日ほど効く
食事の割り勘、チケットの立て替え、同僚への支払いといった個人間のやり取りは、相手が使っているアプリで動くことになる。こちらが片方しか持っていないと、結局現金でやり取りする羽目になり、相手にも手間をかける。出張で人と会う予定があるなら、二つ目を入れておく価値は特に大きい。
決済は通信が前提
QRを読み取るのも、自分のコードを表示するのも、その場の通信を使う。地下鉄構内やビルの中でWi-Fiを探している間に列が進んでしまう、というのは避けたい。出発前にeSIMを設定しておけば、着いた瞬間から自分の回線で払える。仕組みはeSIMとはに、容量の目安は料金ページにまとめてある。
二つ目を先に入れておく
もう一方の経路についてはアリペイに日本のカードを登録する話で扱っている。どちらを主にするかは旅程次第だが、片方が通らなかったときに現地で慌てないことのほうが、どちらが優れているかより実際的だ。
支払い手段は、使えなかったときにだけ問題になる。二本用意しておけば、その一回が起きない。
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